一子と二子 双子出産と育児記録

2016年12月7日 双子姉妹「一子(いちこ)と二子(にこ)」が誕生。出産から育児について記録します。

双子で完全母乳(完母)を目指したこと

 こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

一子と二子は10月7日で10ヶ月になりました。

今回は双子の授乳について記録します。

 

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 私は、学生のころ母乳に関する研究に携わっていたこともあり、できるだけ母乳で育てたい気持ちを持っていました。

 

 『母乳で育てる』…といっても、双子でもできるのか、心配事がたくさんありました。完全母乳(完母)はできるのか?それとも、半分は粉ミルクが必要なのか?母乳をたくさん出したら私の身体は、どうなるのか?どうやって授乳するのか?等々…

 

 

これらの疑問について分かったことをまとめました。

 

■双子の完母はできたの?

 生後3ヶ月ごろから、ほぼ母乳よりの混合に落ち着きました。完母の日もときどきあります。上のイラストでは完母もできると描きましたが、疲れたとき、時間が欲しいときなど、ミルクの有難さを感じていました。

 

■どうやって母乳量を増やしたの?

・生後3ヶ月ごろまでの頻回授乳

 初めから母乳が出やすい乳ではありませんでした(産後の入院中は、吸わせても全然飲めていないことが続き、貴重な一滴を手で絞り出していました)。ほとんど出なかった乳が、生後3ヶ月ごろまでの頻回授乳のお蔭で、ほぼ二人分の母乳をまかなえる量まで増やすことができました。頻回授乳は、自分の身体に母乳が足りていないサインを送ってくれます。一子と二子が泣き出す度に何度も何度も授乳しました。身体が辛いとき、大変な時はもちろんミルクも与えて…。これが本当に本当に大変でした。なかなか泣き止まないときは、家族にも迷惑が掛かるのでみんなの協力が必要です。

 今思えば、双子は二人いる分、頻回授乳するチャンスはあったのかな…と思います。うちは、直母(直接おっぱいを吸う)が苦手だった二子はミルクが多くなりがちでしたが、一子がいつもおっぱいを吸って頻回にしてくれました。

(二子の直母嫌いは、いつの間にか無くなりました。恐らく、二子はNICU期間があり、哺乳瓶に慣れていたためだと思います。)

 

・おっぱいマッサージ

 生後1ヶ月のころ、乳首がものすごく痛くなったのをきっかけに(洋服に触れるのも痛いくらい)、母子ケアルームのおっぱいマッサージに通い始めました。おっぱいマッサージで乳腺の詰まりを取ってもらった後は、おっぱいがふわふわになり、母乳が出やすくなりました。生後4ヶ月までの期間4~5回ほど通いました。今でも実家に帰るときは、おっぱいの調子を確認するために通っています。ちなみに…乳首の痛みは一時的なものだったようで、数日後にはなくなりました。(※母乳量を増やすために実践したことは、ここの先生に教えてもらったことばかりです。)

 

 ・食事

 おっぱいの原料は「米」ということで、和食中心の食生活にしました。毎朝おにぎり3個は食べました。おやつもおにぎり。また、乳腺の詰まりを予防するための根菜類を多く食べ(けんちん汁ばかり)、一日1~2杯のゴボウ茶を飲みました。時々は、お菓子やから揚げなどの脂っこいものも食べてましたが、決まってその後はおっぱいが詰まってました…本当に詰まってカチカチのおっぱいになってしまった時は、いつもの2倍濃いめに作ったゴボウ茶をごくごく飲んで、とにかくおっぱいを吸ってもらって解消してました…。これもまた大変でしたが…。6ヵ月ごろになると、お菓子を食べてもほとんど詰まらなくなりました。

 

■母乳をたくさん出した私の身体の変化は?

・便通の変化

 産後すぐにカチカチの便秘になりました。それが生後1ヶ月が過ぎるころに、腸粘液(粘液便?)が1日に複数回出るようになりました。生後2か月を過ぎるころには、硬めでしたが、便通は落ち着きました。生後10ヶ月の今でも産前のような柔らかい便はあまり出ていません。

 

・お腹がすく、たくさん食べてもあまり太らない。

 生後5~6ヵ月ごろまでは、食べてもすぐにお腹が減り、おやつにおにぎりを何個も食べてました。

 

★他にも、身体の変化があるかもしれませんが、たくさん母乳を出しても元気に過ごせているので、特に気にしていません。

 

 

■どうやって授乳しているの?

 タンデム授乳(両乳の同時授乳)!このスキルは完母への道へ大きく貢献してくれました。当初はタンデムは私には無理だと思っていましたが、身に付けてよかったです。今でも、とても助かっています。

 

 

最近の一子、二子は、おせんべいの手づかみ食べも上手になりました。

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以上、ご覧いただきありがとうございました。

 

双子用ベビーカー(ココダブル)で新幹線に乗る方法

こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

 

現在、横浜の自宅にて、旦那と私、一子と二子の4人で暮らしています。旦那は平日会社へ行くので昼間は一人での育児です。横浜生活が始まり2ヶ月が経った6月、体力的にも精神的にも疲れてきた私は、少しだけでも実家(岐阜)に帰りたくなりました。

 

横並びの双子ベビーカー「ココダブル」に乗せて新幹線移動をしたのでレポートします。

 

◆追記◆
今回の記事は、新しく作った双子サイト『ふたごハウス』でより詳しく紹介しています。
【決定版】双子ベビーカーで新幹線に乗って帰省する方法はコレ! | ふたごハウス

 

 

ココダブルは畳まずに新幹線に乗ったのか??

新幹線の11号車は、車いす専用席がありドアも幅広!ここなら畳まず楽々通れました。(大人1人で移動する場合、ココダブルを畳んで乗り込むのは無理ですね…)

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ココダブルを置く場所はあったのか??

11号車の「12, 13番のA, B席」、ここは、車いす専用席のため、C席の無い2列席です。ここの座席が予約できたので、ココダブルを横付けして置くことができました。

※ただし、車内販売が通る時や、他の方の通行の邪魔になる場合は、すぐに動かせるような心構えが必要です。

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11号車の「12, 13番のA, B席」はどうやって予約するの??

いつものようにエクスプレス予約で予約しようとしても、どの列車も予約済み…やっぱり車いす席は前もって予約されているのか…と諦めつつも、粘って探していました。本当にどの列車も予約されていたのです。ついに諦めきれず、他の方法が無いのかと、エクスプレスカードの裏に書かれた電話番号に問い合わせました。すると、車いす専用席は、車いすの方が優先のため予約がブロックされています。予約がない場合、当日の朝5:30~ブロックが解除されるのでその後予約してください」とのこと。問い合わせして良かったと心から思いました。当日の朝、無事に希望通りの席を予約できました。

 

子供が泣き出したらどうするの??

 一子と二子は、知らない場所に来ると現実逃避をするタイプだったので、今回も新幹線でなかなか目を開けようとしませんでした。。もし泣いてしまったら…デッキに出るしかないと思います。多目的室が空いていれば、車掌さんに授乳したい旨を伝え使わせてもらえるかもしれません。(多目的室は具合が悪い人優先です。)

 

 

新幹線については以上です。

 

 

一子と二子は7カ月になり、2回食が始まりました。離乳食がスタートして、なかなかキツイ毎日でした。初めての育児で、ちゃんとしなきゃと完母を目指し、離乳食は手作り、自分は育休中なんだからと家の掃除に洗濯…心身ともに疲れてしまいました。性格的にもこうなることは予想できました。無理していたんだと反省。

最近、宅配食材のパルシステムを開始し、大人の夕食と離乳食にも冷凍食材を使い始めました。グッドです。手を抜くこと、とても大事。

 

ご覧いただきありがとうございました。

また、パワーがあるとき更新します。

妊娠4カ月(12w1d)で切迫早産予防の入院が決まった話 ~二卵性双子の貴重なエコー写真~

 こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

 

 今回は、切迫早産予防の入院について振り返ります。切迫早産になったわけではありません。予防のための入院でした。また、その時に撮ってもらった二卵性双子の貴重なエコー写真を添付します!

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  ■急遽、里帰り先の病院にて診察予約 

 妊婦健診をしていた横浜の産婦人科では、双子妊婦は全員シロッカー手術をする方針でした。する必要がないのなら手術はしたくないと思い、早速、里帰り先の岐阜の病院へ診察予約を入れました。(その病院は、経過観察をして手術するかどうかを判断する方針)シロッカー手術の相談をした翌日だったので、受付のお姉さんに「昨日、横浜から電話された方ですか??フットワーク軽いですねっ(驚)!」と、妊婦なのにフットワークの軽さにびっくりされました…。

 

【参照】※里帰り先の病院に行こうと決めた経緯について

シロッカー手術をキャンセルした話 - 一子と二子 双子出産と育児記録

 

■診察で分かったこと(お腹のエコーと内診)

・絨毛膜下血腫がある。

・頸管長さは長い(4cm以上)

・3D画像での二人の様子(12w1d)…(゜゜)

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 こんなにすごい画像が見られるとは思わず、感動しました。二卵性双子、それぞれの部屋の中でプカプカ浮いて動いてました。

 

この診察で、早産予防プロトコール(入院治療)を勧められることに…。

 

■なぜ、早産予防の入院をすることになったのか。

 入院を勧められる人は、下記の早産危険因子の内、2つ以上が認められた人

①頸管炎(白血球値が高い)

②早産既往

③繰り返す出血・腹痛・絨毛膜下血腫

④膣内培養の結果(膣内の細菌叢がよくない)

⑤双胎

 

 この病院は、ハイリスク妊婦が多いため、早産予防の入院をされている患者さんがたくさんいらっしゃるとのことでした。

 

 そして、私はというと、⑤双胎に加え、先ほどの診察で見えた③絨毛膜下血腫の2つが当てはまったため、その場で入院を勧められました。(後日、検査結果で①も当てはまることが分かりました。)

 

 

 一旦、家に帰り家族に相談し、やはり入院することに決めました。 先生曰く、これまでの経験上この早産予防入院はいい効果が出ているとのことでした。 

  

 入院生活は 、この診察の5日後に始まりました。この早産予防プロトコールでは、毎日の膣内洗浄や抗生物質投与(点滴や錠剤)で膣内環境を改善します。結果、①頸管炎の指標であった白血球値は下がり、③絨毛膜下血腫も異常なく、15日間のスタンダードコースで退院することになりました。

 初めての入院生活。ハリーポッターを読み始め、ハマりました。この早産予防入院で出会った妊婦友達(双子仲間も)は、出産前の管理入院でも再会し、その後も連絡を取り合ってます。入院中に帰りたいことも多々ありましたが、結果良いことばかりで入院して本当によかったです。

 

 

 6月7日、一子(長髪)と二子(短髪)は、6カ月になりました。

寝返りはゴロゴロ、もう少しで一人でお座りできそうです。

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ご覧いただきありがとうございました。

 

里帰りを終え、横浜の自宅へ戻ってきました。岐阜→横浜への移動手段について。

 

ご無沙汰しております。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしているちこりです。

 

ついに、4月7日(生後4カ月0日)に横浜の自宅へ戻ってきました。戻ってきて一カ月が経ち、生活リズムも落ち着いてきた今日この頃です。

 

今回は、双子を連れて、岐阜→横浜への移動手段について振り返ります。

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 移動中、最も心配していたのは、双子が泣き止まず周りに迷惑を掛けること。が、しかし・・双子たちはずっと静かに目を閉じたまま。そんな中、会話が弾んだ大人たちが「うるさい!」と注意されてしまいました。。平日の昼すぎ、お仕事中のサラリーマンの多い時間帯、反省しました。。こうして、双子の大移動は無事に?完了しました。

 

 移動手段について

 車と新幹線で悩んだ結果、新幹線にしました。主人の母と、私の母が付き添ってくれ、大人3人と一子と二子、合計5人での移動となりました。ちなみに抱っこ紐×1人用ベビーカーです。(二人乗りベビーカーは、後の4月末に手に入れました。)

では、車ではなく新幹線にした理由について。

 

移動に関して心配していたことは、3点。

①二人が泣き出して周りに迷惑を掛けないか。

②移動中の授乳・おむつ替えなどに困らないか。

③荷物が多くなり過ぎないか。

 

 私の周りの友人は、車派が多く、車を勧められることが多かったのです。新幹線にした決め手は『早さ』でした。やっぱり移動時間は辛いだろうと、移動はなるべく短時間で終わらせたい気持ちでした。生後3カ月が経ち外出も増えてきたころで、最低でも新幹線に乗っている1時間半くらいなら何とかなる自信も付いてきていました。また、新横浜から自宅へはタクシーにしたことで、少し気持ちが楽になりました。タクシーならチャイルドシートは要りません。

 

参考までに、検討中に挙がった「車と新幹線のメリット・デメリット」についてまとめます。 

 

【車のメリット】

・泣き出しても周りに迷惑が掛からない。

・サービスエリアが充実している(授乳やおむつ替えのできるベビーコーナーがある。)

・荷物をたくさん乗せられる。

 

【車のデメリット】

・時間が掛かる。(岐阜→横浜で6時間くらい)

・長距離運転の心配。

チャイルドシートが2台必須。(1台は持っていましたが、もう1台は借り物だったため準備が必要)

 

 

【新幹線のメリット】

・早い。(岐阜→横浜で3時間くらい)

・安心感がある。

 

【新幹線のデメリット】

・乗り換えなどの移動が大変。

・11号車にある多目的室(個室)は予約できないため、授乳やおむつ替えがすぐにできない心配がある。

・持って行ける荷物に限度がある。

 

 新幹線のデメリットに対しては、外出に慣れてきた自信と、付き添い人数でカバーした感じです。また、荷物に関しては、できるだけ事前に配送し、実家の岐阜を出る直前にもコンビニで段ボール 1箱分、ギリギリまで使っていた荷物を送りました。それでもマザーバックはパンパンでした。

 

  今回の新幹線移動で良かったことは「多目的室のある11号車の最後尾(1番)」を予約できたことです。予約の際には意識しませんでしたが、最後尾は座席の後ろにベビーカーを置いておくことができました。最後尾の座席を予約しなくても置いておくことはできますが、近くなので降車時にスムーズに荷物の出し入れをすることができました。私たちの他にも2台のベビーカーが置いてありました。やはり、11号車は子連れの方が多いのかもしれません。なお、多目的室は、12号車寄りにあるため、最後尾の1番は一番遠いです。

 

 結局、子供たちは静かに寝ていたため、多目的室は利用しませんでした。(※二子は時々、薄目を開けていましたが、知らない雰囲気が怖く、見たくないためか?寝たふりのようなのを続けてました。)一子が途中でぐずった際も、座席での授乳で落ち着かせました。もうこの頃は、授乳室以外での授乳も慣れたものです。

 

 移動手段は、移動する距離や人数によって何がベストか変わってくると思います。参考として、記録させていただきました。

 

 

 二子(にこ)の頭を触る一子(いちこ) 5カ月になりました。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

双子育児で腰痛になりました。

 こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

 

 一子と二子、3カ月の後半に差し掛かりましたが、相変わらず二人のリズムに振り回される日々。なかなか更新できずにおります。

 

 そんな中、ついに発症してしまいました…育児による腰痛。毎日の授乳、オムツ替え、お風呂、抱っこ…積もりに積もった負担がど~んと一気に押し寄せてきました。

 

腰痛中の育児

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 腰痛中の授乳は本当に大変でした…昼間は、母や妹におっぱいまで運んでもらえましたが、夜中の授乳は必死の思いでした。今回は、一刻も早く治したい思いで行った腰痛治療についてまとめます。

 

①痛んだ翌日から接骨院

 腰痛の発症した翌朝、授乳が終わった後、すぐに行きました。マッサージと電気で少し改善しました。まだ起き上がるのはとっても辛いです。その次の日も行き、起き上がるときの痛さがだいぶマシになりました。

 

②鍼マッサージ

 これは本当に効きました。痛んだ翌々日、午前中は接骨院、夕方は鍼&マッサージ。鍼は初体験でした。鍼を打つとドーンと鈍い痛みがありましたが、その後、嘘のように痛みが引いていきました。もう普通に歩けます。10日後の今日、再度やってもらいました。今回は鍼を打った時のドーンという鈍い痛みがなかなか引きません。この鈍い痛み「響き」というそうですが、数日続くとのこともあるとのことで様子をみてみます。

 

※やってダメだったこと

 ん?なんか腰おかしいな?ひねってるのかな?と思った時に、ストレッチ(アキレス腱を伸ばす体勢)をしてしまったこと。これは悪化の原因。過去にやったことがあるのについつい…。

 

 こんな調子で腰痛と戦いつつ、授乳に追われ、夕方のお風呂の時間になると、もうこんな時間か…と一日の速さを痛感する日々を送っております。ブログはマイペースに記録していくつもりです。また、下手な絵を慣れないペンタブで描いています。見苦しいかと思い恐縮ですが、上達を目指し、コツコツ続けてみようと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

シロッカー手術をキャンセルした話

 こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

 

■双子発覚後、即シロッカー手術の予約

 2016年6月2日 双子妊娠が発覚して即、シロッカー手術をすることが決まりました。手術日はその8日後の 6/10。

理由は「双子は早産の危険があるから」

週数の早いうちに子宮口を留めておこうとのことです。

 ※前回ブログ 

双子妊娠が発覚した時のこと【11w1d】 - 一子と二子 双子出産と育児記録

 

 ところが、そのシロッカー手術…手術2日前にキャンセルすることになります。

 

シロッカー手術とは…

お腹が大きくなると、子宮頸管長が徐々に短くなる。短くなると、最終的に子宮口が開いてしまい、突然破水して流産や早産の起こる危険がある。短くなる前にを子宮頸管を縫って留めてしまう手術。

頸管長が短くなる頸管無力症の予防策として手術が行われるようです。

同じ目的の手術で、手法が異なるマクドナルド手術もあります。

【 参照先】

頸管縫宿術とはどういう手術ですか?

 

 

■キャンセルに至った経緯 

 双子だから手術をしなければいけないと思い込んでいました。しかし、妊娠9カ月の親友チマキちゃんに話すと、手術のことをとても心配していました。なんと、チマキちゃんの妊婦検診で、お医者さんに私の状況を聞いてくれたのです。

 

その話によると

・最近では双子だという理由でシロッカー手術する病院は減ってきている。

・病院も手術するとお金が入るし…メリットがある。

 

「双子でも手術しない人もいるのか…」

そういえば会社の上司(上司本人が双子)に手術だから1週間休む話をすると、そんなこと聞いたことないなぁ…とか言われました。上司は男性だし知らないだろうと思ってました。(もちろんお休みは快く承諾いただきました)でも、自分の頸管長さも知りません。どうしよう…今から他の病院に行こうか…それとも、このまま手術を受けるのか。

 

  悩んだ挙句、里帰り先(岐阜)の病院に相談することにしました。実は、その時点でどこの病院で産むか決めていなかったため、慌てて探しました。双子出産の場合、NICU、GCUがある病院がいいと聞いていたので、すぐ絞られました。その中でも、私が乳児のころ診てもらったことのある病院にしました。

 

 手術3日前の6/7、仕事帰りの20時か21時ごろ、遅い時間だったのですが、とにかく時間がなかったので電話しました。すると当直の先生に繋がりました。

今通っている病院は双子は全員シロッカー手術をすること、手術は明後日だが、する必要があるのかどうか心配だということ、を伝えました。

 すると、「う~ん、うちの病院、双子ちゃんたくさんいるけど、手術するかどうかは半々くらいかなぁ。経過観察しないと手術すべきかどうかは判断できないですねぇ。そちらで手術してきてもらうことはいいんだけど。。する必要ないならしない方がいいですよねぇ…。私、朝までいるから、心配事あったらいつでも連絡くださいね。」という感じで、電話中悩み続ける私に対し、すごくすごく親身に相談に乗ってくださいました。そしてこの時、ここの病院で産みたいと強く感じました。

 

 家族にも相談し、 手術しなくて済むならその方がいいし、まずは自分の状態がどうなのか診てもらおうと一度岐阜に帰ることにしました。上司には事情を話し、手術のために予定していたお休みで、岐阜の病院で診てもらうと話しました。

 

 ちなみに、今の病院にシロッカー手術をキャンセルしたいと伝えたところ、すんなりOKされました。その際、里帰り先の病院がどこかということと、いつごろ転院するかを聞かれました。里帰り先は、NICU、GCUのある大きい病院で、25週くらいには転院するということが、すんなりOKだった理由のようでした。

 

 その後、結局私は頸管長さが十分長かったため、シロッカー手術をしませんでした。

今回の件で、病院選はとっても重要だと気付かされました。

チマキちゃんありがとう。

 

妊娠中は不安がつきもの、この記録が何方かの参考になれたら幸いです。

 

 

★タンデム授乳(同時授乳)の様子

この状態でよく朝ごはん食べています(笑)

相変わらず髪の違いが目立ちます…

左が一子、右が二子。

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双子妊娠が発覚した時のこと【11w1d】

 こんにちは、ちこりです。2016年12月7日生まれの双子姉妹「一子と二子」の育児をしています。

 

 

今回は、双子妊娠と分かった時のことを振り返ります。

 

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 双子妊娠と分かったのは、妊娠3カ月が終わるころ、11週1日(2016年6月2日)の診察です。比較的週数の進んだころに分かりました。前回の検診が、9週3日。本来ならば次の検診は、その1カ月後の13週3日ごろを予定していました。しかし、お腹の張りが気になっていたため、思い切って、予定より2週間以上も早く病院へ行くことにしました。

 

 

 診察室にて、年配の看護師さんが私の母子手帳を見るや否や、

「あなた前の検診から2週間もたたないうちに来るなんて、補助券無くなっちゃうわよ!!今回だけ?今後もそうなら自費負担で支払ってもらいますからね。」と怒りモード。「今回だけです、、。」とかなり弱気になってしまい、お腹が張って不安だったから来たとも言えず、そのまま内診台に乗りました。

 

 

 先生に赤ちゃんが問題なく動いていることを教えてもらい、ほっとしたのですが、その後の観察がなんだか長い。「ちょっとこれ、もう一人…見えるよねぇ」と先生と看護師さんとの小声のやり取り。え?まさか…双子?!とすでに驚きの涙目になる私。「双子ちゃんだー」と言う若い看護師さんの声。そして、先生から二卵性の双子であることを告げられました。まさか…自分の子が本当に双子だなんて…。その向こうで「院長先生呼んできて―!」と先生の声。呼ばれて来た院長先生は、あっさりと双子を確認し、出て行かれました。

 

 診察後、「早く検診きてよかったね―」と若い看護師さんから声を掛けてもらい、やっぱり来てよかったと少し気が楽になりました。

 

 

・・・すごい、私!!双子ちゃん!

 

 

 その後、院長先生からお話があるとのことで、別室へ。「双子出産は、早産の危険があるからねぇ。当院では、シロッカー手術をして子宮口を留めるんですよ。手術は、6月9日か10日、どちらがいいですか。」と、否応なしに話が進んでいき、そういうものかと6月10日、シロッカー手術の予約をしました。

 

 

 また、双子出産のリスクや、不妊治療で多胎妊娠が増えて産院が大変になった話、でもこの病院では双子は年間十数件あるから安心などのお話がありました。私も不妊治療だったため、なんとなく後ろめたさを感じながら、双子になったことへの不安と怖さが一気に押し寄せました。

 

 

 その日、手術に向けて事前の採血と心電図を取りました。その際、不安そうな私へ看護師さんから一言。

「子供一人でも大変、もう無理って思うママもいるし、何人いても子育て大好きっていうママもいるし、考え方は人それぞれ。大丈夫、子供が引っ張ってくれる。双子ちゃん、初めは大変だけど、ちょっと成長すると二人で遊んでくれるから楽になるそうよ。」

優しい言葉にちょっと元気づく。

 

 8日後に控えた「シロッカー手術」、やるものだと信じ込んでいたのですが、なんと手術2日前にキャンセルすることに…。

 

その件については、また後日、記録します。

ちなみに、後ろめたさや不安な気持ちは、家族や親友から祝福されて、その日のうちにとっても嬉しい気持ちに変わりました^^。

 

1人目↓

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 2人目↓

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長文となってしまいました。

ご覧いただきありがとうございました。